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聖書の中の女性

ラハブ


ラハブ マタイ福音書の冒頭の系図に出る、5人の女性の一人。ラハブは「広い」という意味。ヨシュア記 2章1~24と6章22~25に登場する。モーセの後継者、ヌンの子、ヨシュアが約束の地に入って、約束の地であるエリコを占領するとき、2人の斥候を派遣する。
 
ラハブは遊女で、城壁の側に住んでいる。斥候を追ってエリコの王が捜査しているの知った
ラハブは取引を持ちかける。彼女が二人を追手からかくまうので、ラハブの一族に後日誠意を示すように。斥候はラハブによって窓から綱でつり降ろされ、無事にのがれた。
 
ラハブは一族を家の中へ集めて、家の窓に斥候との約束通りに赤い紐を結びつけておく。
ヨシュアの命令で、赤い紐が目印となり遊女ラハブとその一族は救出される。
 
このラハブは自分と一族の命を守るために他人任せではなく、自分でとっさに考えて行動をしている。彼女がこのようなとっさの行動がとれたのは、城壁によって守られた中心部の生活をしていたからでなく、絶えず衆縁部での身の危険を体験していたからではないでしょうか?
 
私は今、どのような場所で毎日の営みをしているのでしょうか?四旬節は回心が呼びかけられています。自分の生活の視点を変えてみることによって、理解できることもたくさんあるのではないでしょうか?
 

カナの婚宴におけるマリア

ホスピタリティの心
ヨハネ福音書の2章1~12にカナの婚宴という、ヨハネによるとイエスが最初のしるしとして行われた奇跡を述べています。カナはガリレアにある町で、そこでの婚宴にイエスも母マリアも招待されています。
宴たけなわのころに、マリアは招待客であるにもかかわらず、全体を眺めて直感的に葡萄酒が無くなっているのに気づきます。彼女の、常日ごろからの物事を見る目がそこに現れているのではないでしょうか?
ホスピタリティは日本語で「おもてなし」と訳されていますが、キリスト教の他者を大切にする心と同じといえましょう。
困っている人に共感的な立場で、おもわず手が出るとか、人の側に寄り添ってゆくとかいう態度です。誰に頼まれるのでもなく、まして支持されるのでもなく、マリアは婚宴の主催者を思い、楽しんでいる招待客を思って、息子のイエスに声をかけます。その方法は、指示をするのでなく、現状を事実を率直に伝えます。「葡萄酒が無くなりました」と。祈りってこれではないでしょうか?わたしたちは意外と神様に指示をしながら、祈っているつもりになりますよね??
イエスのマリアへの言葉は一見冷たく響きます。「婦人よ、私とどんなかかわりがあるのです。私のときは、まだ来ていません。」しかし母であるマリアの素晴らしさは、次の言葉に現れます。「この人が何か言いつけたら、そのとおりにしてください・」!  マリアの信頼と確信!
 
水瓶が6つ、一つの水がめは2~3メトレテス(80~120リットル入り)という量。イエスは水瓶に水を満たすように召使に告げ、それが上等のぶどう酒に変わるという奇跡。1ダースが2リットル入りの瓶でいうと、20箱~30箱という膨大の量。神の国の婚宴の豊かさはあふれるほどと示しているのでは・・・?

私たちもキリストの母になれるか?

マリアは私にとって誰か?
 
マリア様!とはどんな方なのでしょうか?聖書を読むと、キリストの母マリアはただ偉大な方であった以上に、神から与えられた自分の人生をしっかりと真正面から見つめて生きた方といえます。
 
マリアの姿は聖書の中ではほんの少ししか語られていませんので、その言葉を手掛かりに私たちの生活と合わせてみることが大切ではないでしょうか。
 
最初の場面は、神の使いである大天使ガブリエルが、一方的にマリアが待望の救い主を生むという「受胎告知」です。ルカ福音書の1章26~38で、マリアは天使の言葉を鵜呑みにするのでなく、何を意味するかと考えます。「どうして、そのようなことがありえましょうか。私は男の人を知りませんのに。」と疑問を呈し、「聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを包む。・・・神にできないことは何一つない。」という天使の言葉に、理解できないながらも信仰によって「私は主のはしためです。お言葉通り、この身に成りますように。」と答え、天使は去ってゆきます。
 
これは未婚の母になるという、マリアにとっておよそ考えられない事柄です。彼女の神への信仰は理性を超えた返事、フィアット(=fiat・・・イタリアの有名な車と同じ、そしてビートルズの let it be )です。
マリアの信仰はイザヤ書の「私の思いは、あなたたちの思いと異なり、私の道はあなたたちの道と異なると主は言われる。・・・イザヤ書55章8以下」を思い出されたのかもしれません。
宗教法人カトリック・
クリスト・ロア修道会
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カトリックの宣教

 
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